Memories

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メキシコ・Tijuanaでの一枚。
道端で物乞いをする男の子が、なんとも言えないもの寂しさを呈してた。

先月末アメリカを旅行(というより帰省)してまいりました。
やっぱり日本とは全然違って、でも様子は全然変わっていなくて。
車のラジオからは当時流行っていた Vanessa Carlton “A Thousand Miles” が。
まるで時が止まっていたかのような、そんな不思議な錯覚にとらわれました。

そんな中でも人は成長もので、すっかり大人になった友人を眺めつつ
「私も変わったのかな」
なんて思ったりしました。

アメリカにいた頃、幼いことも相まって自分の思いを封じ込めていて。
必死に演じていた自分もついに崩れ去り今では私は全く違う生活をしていて。
なんだか不思議ですね。

そんな曖昧な自分、当時と変わったことはもうひとつ。
あの頃より、いろいろ考えるようになりました。

Tijanaを訪れると聞いた際に「えぇ、面倒だなぁ…」と思っていましたが。
行ってみたらそんなに悪くなくて、人もいいし何より明るくって。
人々の写真がThings to Considerアルバムにいくつかあります。

楽しんだ帰りがけ、入国待ちの長蛇の列に並びながら近くに腰掛けてきた男の子が。
ボロのアコーディオンを持って、拙い手つきでメロディとも呼べぬメロディを奏で始めました。
その姿が私にはあまりにも儚くて、悲しかった。

私は今入国のための列に並んでる、その先にあるのはアメリカ。
サンディエゴの街には裕福に暮らすアメリカ人達がたくさんいる。
なのに、ここでこの子は物乞いをしている。

そう思った瞬間、周りにいたのに見て見ぬふりをしていた物乞いの人たちが視界に入ってきて。
国境とはなんなんだろう、人とはなんなんだろう。

今でも世界というのはとても、残酷なんですね。

久しく聞いてなかった Vanessa Carlton の A Thousand Miles を聞きながら。

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