B612 – Chouchou


B612 – Chouchou

最近とても好きな曲です。
読み方はたぶん「ベシドゥーズ (B Six Deuze)」

とても悲しい曲です。
でもとても優しい曲です。

生きている人間はとても弱いです。
祖父が亡くなった時、私はわんわん泣きました。
一生分泣いたかとも思いました。

私はおじいちゃん子だったのでとても可愛がられていました。
祖父が亡くなったのは私の10歳の誕生日の2日後でした。
夏に苦しそうな祖父の姿は、いまにも消えてしまいそうで
でも、私が10歳になるまで生きていてくれました。

祖父が亡くなった次の夏、私は再び日本を訪れていました。
その頃にはもう悲しくても泣くこともありませんでした。

祖父のいない日本は、どこか腑に落ちなくて。
ぼんやりと一週間を過ごしていました。

最終日、アメリカに発とうとするその直前。
私は夢を見ました。

真っ白な空間、何もない空間。
その中に椅子が一つ。

見慣れた椅子、祖父の洋間の椅子。
そこには祖父が座っていました。

とても穏やかな表情で、私を見つめていました。
祖父の膝下で私は泣きました。

そんな私を見て祖父は悲しそうにしていました。
私には「笑って」と言っているように見えました。

私は精一杯の笑顔を作りました。
きっとぐちゃぐちゃな顔で。

でも祖父は安心したような表情になると、ふと。
私は目を覚ましていました。

不思議と悲しくはありませんでした。
むしろ私の心のわだかまりは消えていました。

それ以来私はぴたっと泣くことがなくなりました。

でも今のように、言葉に起こすとまだ涙がこぼれます。

生きている人間はとても弱い。
私も強くならないと。

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  • Lonnie Laver

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